今日は、お友達んちにお邪魔して女子会の予定。というわけで、スイーツをお持ち込みすべく、ラズベリームースをつくりました。その後、ダーのつくりおき夕飯をこしらえたところで、眠気がおそってきたので、ウトウト昼寝をはじめたところ、ダーから電話。
北上しているハリケーンアイリーンがNYを直撃するらしく、うちのあるところが避難区域になってるとのこと。しかも、マンハッタンでいちばん危険な区域(zone A,B,Cがあり、Aが最も危険)で、避難はoptionalでなくmandatoryとのこと。明日の正午には全公共交通機関も止まってしまう、と。
へ!?こ〜んなにいい天気なのに?避難?しかも強制?避難ってどこ行くの?突然ふってわいた、まるで実感のわかない避難話。なんじゃこりゃ!?
こないだの地震でお世話になったtwitterを見てみると、どうやらほんとの話らしい。NY Mayor's Officeから、避難は強制で明日の夕方5時までに避難しろ、と。アパートのエレベータにもいつの間にか張り紙があり、避難しろ、と。水と、停電にそなえて懐中電灯を用意して、バスタブに水をためて、etcetcとインストラクションが。ひえ〜っ(汗)
懐中電灯を買いにいかねばだけど、とりあえず避難所確保を先にしなくては!避難所確保して懐中電灯と非常用食糧をそろえれば、交通機関がとまる明日正午までに脱出すればよいから、女子会にはいけるかも、と思ったけど、さすがにそれは厳しいか、と思い直し、なくなくキャンセル(涙)。嗚呼、アイリーンのアホ。
避難は強制避難区域のzone A以外にすればよいとのこと。Zone A,B,Cはロウアーマンハッタンの下から、両川沿いから内側に広がる感じで、マンハッタン島の真ん中およびアッパーは危険ゾーンではない。遠くへ逃げた方がよさそうな気もするが、その後交通機関が麻痺して動けなくなってもなんだから、マンハッタン内のホテルに逃げようということに。人々の助けを借りながら、犬もとまれるホテルをようやく確保
ホテルが確保できたなら、次は懐中電灯買い出し。まずは、Bed Bath & Beyondへ行ってみたら、いつもより混んでる。しかも、懐中電灯は売り切れとな。う〜ん。で、Staplesに行ってみることに。途中、通りをきょろきょろしていると、キャンプ用品屋さんが。しかし、キャンプ用品の懐中電灯は高そうなので、とりあえず素通りして、Stapelsへ。しかし、Staplesには懐中電灯はない、とな。うーん、じゃ次はDuane Reade。しかし、ここにもなし。店内ででくわしたおじさんが、Chamber StにあるLot Lessに小さいのがあるよ、と教えてくれたので、そちらに行ってみたところ、ありました。が、手でにぎにぎしたら点灯するタイプ。ただし、電池不要で動くので、とりあえず購入。でも、これだけじゃ不安なので、さっきのキャンプ屋にも立ち寄ってみた。
すると、キャンプ屋さん(
Tent & Trails @ 21 Park Place, btwn Broadway & Church)は、ピンチはチャンス!とばかりに張り切っていた!
店内にはいってみると、ビックリ!小さい店内に人の行列がズラーリ!!!これは懐中電灯は売り切れだなーと思い、ダメもとできいてみたら、やはり品切れ。でも、ヘッドライトはある?ときいたら、ある、と!やったー!さっそく購入。が、レジを待つ列が長ーい。普段激混みになることなどないのだろう、スローなおばちゃんが疲労困憊な面持ちで、緩慢な動きでお会計をやっていた。待っている間にランタンも発見。これも買うことに。待つこと30分。ようやく帰路につく。
しばらくして帰宅したダーと、ごはんを食べ、荷造りをしてミッドタウンのホテルへ。ここら辺りではアイリーンなどどこふく風で、みんな普通にフライデーナイトを楽しんでいた。しかし、わたしは突然の避難劇と懐中電灯ショッピングで疲労困憊。フライデーナイトなど楽しむ余裕もなく眠りにつきました。
ちなみに、これが女子会にもっていくはずだったラズベリームース。せっかくなので、避難先に連れて行って避難食になってもらいました。